琥珀の眼の兎 [ エドモンド・ドゥ・ヴァール ]

   

エドモンド・ドゥ・ヴァール 佐々田雅子 早川書房コハク ノ メ ノ ウサギ ドゥ・ヴァール,エドモンド ササダ,マサコ 発行年月:2011年11月 ページ数:382p サイズ:単行本 ISBN:9784152092526 ヴァール,エドマンド・ドゥ(Waal,Edmund de)(ヴァール,エドマンドドゥ) 陶芸家。

大英帝国勲章受章。

ウェストミンスター大学教授。

1964年、英国ノッティンガム生まれ。

五歳より陶芸をはじめ、バーナード・リーチの弟子の工房で学ぶ。

ケンブリッジ大学トリニティ・ホール・コレッジで英文学の学位を優等で取得後、陶芸家としての道を歩み始める。

1991年には大和英日基金を得て来日して、陶芸と日本語を学ぶ。

1993年に帰国後はロンドンに拠点を構え、アングロ・オリエンタルスタイルの作品を数々発表 佐々田雅子(ササダマサコ) 立教大学文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 パリー一八七一ー一八九九(ウエストエンド/リ・ド・パラド ほか)/第2部 ウィーンー一八九九ー一九三八(ポチョムキンの町/ツィオンシュトラーセ ほか)/第3部 ウィーン、ケヴェチェシュ、タンブリッジウェルズ、ウィーンー一九三八ー一九四七(「大行進に理想的な場」/「二度とはない好機」 ほか)/第4部 東京ー一九四七ー二〇〇一(タケノコ/コダクローム ほか)/結び 東京、オデッサ、ロンドンー二〇〇一ー二〇〇九(ジロー/アストロラーベ、平板、地球儀 ほか) 陶芸家のエドマンドは東京の大叔父の部屋で出会った264の美しい根付に魅了された。

やがて根付を相続した彼は、その来歴を調べはじめる。

根付を最初に手に入れたのは、彼の曾祖叔父だった。

19世紀後半に日本から輸出された根付はマルセイユに上陸して、美術蒐集が趣味の曾祖叔父の手に渡った。

根付たちは華やかなりし頃のパリでプルーストやルノワールに愛でられ、その後、ウィーンの大富豪の親類の手に。

だが、ナチスの魔の手が一族と根付に忍びよってくるー。

根付の壮大な旅路を追いながら、エドマンドは一族の哀しい歴史を知る。

全英を絶賛の渦に巻き込んだ傑作ノンフィクション。

「エコノミスト」紙、「サンデー・タイムズ」紙コスタ賞ブック・オブ・ザ・イヤーに選出、王立文学協会オンダーチェ賞受賞。

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